暖かい日が多く、いまいち冬っぽくないなぁ~ なんて思っている方も多いと思いますが、今年も残すところ今日を含めてあと二日となりました。
2015年シーズンは僕にとって非常に刺激的なシーズンとなりました。
毎年恒例となっていますが2015年のトーナメントトレイルを振り返ってみようと思います。
JBTOP50開幕戦 福岡県遠賀川
ここは自分にとって鬼門と言えるフィールドであり、過去幾度となく予選落ちを繰り返している場所!!昨年行われたエリート5は優勝を勝ち取ることができましたが、5人での戦いと60人での戦いは、全く異なった戦略となるため、今年は開幕戦がキーを握ることは間違いなかった。そして迎えたトーナメント本戦では毎日もがき苦しむこととなる。初日は2本688gで35位スタートと予選通過さえ危ぶまれる位置。そして、この時の自分にはわかるはずもなかったが、2015年最大の正念場がこの遠賀川での2日目だった。残り時間10分までライブウェルはからのまま・・・・ もうダメかと思いながらも魚探に映ったショボイ岩にプロトの状態であったフーラのDSをシューティングするとバイト!!帰着ギリギリでキロアップを仕留め検量。2日目は1本1112gで単日19位。正直予選通過は無理かと思っていたが、なんと予選通過ラインギリギリの30位で予選を突破。3日目も湖上に浮くことはできたが、やはりパターン発見とはいかず、最終順位を27位で終えた。だが2日目のラスト10分で釣れた魚がいなかったら・・・・ 恐らく5点ゲームで終わっていただろう。
JBTOP50第2戦 茨城県北浦水系
今年はトーナメント日程が詰まっており、間髪入れずに開催された第2戦。この試合も明確なパターンが見つからずにトーナメント当日を迎えることとなった。季節的にスポーニングが絡みだすタイミングであり、魚の動きを捉えにくいタイミングということで、日ごとにパターンを模索。初日は日中のシェードパターンが効き、4本ながら4265gで10位発進。2日目は完全に見失い、もがいてもがいてなんとか1本で終了。2日目は1本1360gで35位。予選を19位で通過。3日目はバイトは少なかったものの、クオリティーの良い魚が多かった。しかし1発ミスってしまい2本で終了。3日目は2本で2832gで10位。3日間の総合成績を13位でフィニッシュ。この時の年間暫定成績は15位という結果になっていた・・・・
JBTOP50第3戦 徳島県旧吉野川
優勝経験も一番多く、得意なフィールドの一つであったが、ここ最近は逆に苦手意識が強く、昨年はワールドチャンピオンの懸かった重要な場面で49位という最悪な成績で終わったフィールドであり、今回はそのリベンジと、年間成績を考えると、ここで最低TOP5に残らなければワールドチャンピオンの可能性は限りなく0に近くなる位置であった。そのため是が非でもお立ち台に上らなくてはならなかった。プリプラでは魚に触るのも厳しい感じであったが、前日プラで、あるキーワードを発見してからは簡単にバイトを得られるようになった。迎えた初日は広くエリアを周る戦略で、多少苦戦したが後半にラッシュがかかり、5本3735gで5位発進。2日目は無駄な動きを省いて順調にウエイトを上げていき、5本4655gで2位。2日間の暫定総合成績は1位で最終日を迎えることとなった。3日目。やることは決まっていた。自分の導き出した3つの条件を満たした釣りを展開するのみ!!結果3日目は3本2592gで6位。最終総合成績は健君に抜かれ2位となった。大きな借りが一つできたが、年間成績を考えると上出来の結果であった。気になる年間は3戦を終えた時点での暫定成績は5位に浮上していた。
JBTOP50第4戦 福島県檜原湖
スポーニング後の絶妙なタイミングでの開催となった檜原湖。前日までのプラの感触は悪く、シャローからディープまで広範囲にスモールか散っている状況であった。そして重量制に変わった今年は間違いなくキーポイントとなりそうなラージに関しては、数か所目星をつけていた。初日まずはシャローからスタートするもいまいち。場所を早稲沢沖のディープにシフトするとリズムが変わり、13時の時点でスモールマウスのみ5本3800位をキープ。そしてラージ勝負へ!!プラで見つけていた一番デカイやつを狙いに行くと、僅かにブッシュ際を横切ったのを発見。すかさずテキサスを投げ食わせた魚は2100gで、最終的にビックフィッシュ賞を獲得。これで初日は5本5200gで2位スタート。しかし2日目は大苦戦。ベーストなるスモールマスウスの釣りが機能せず、5本をただ揃えるだけという展開で終了。2日目は5本2976gで29位。2日間の暫定は8位となったが、予選終了後に重量順に戻されるのが今年のルールであり、ラージが効いて暫定は2位であった。3日目はとにかくスモールでのナイスリミットが先決であった。2日間やってすでにラージは自分には厳しく、スモール狙いで釣り方を模索していくと、トーナメント後半から自分の食わせ方がハマりだし連発。3日目は5本3460gで9位。3日間の総合成績は3位とした。
そして第4戦を終了した時点での年間暫定成績は2位まで浮上。しかし1位の五十嵐誠とは28ポイントという大差がついていた。それでも可能性がないわけではない!!自分ができることは五十嵐がコケた時に、確実に追い抜くことができるポジションをキープしていることだった。
JBTOP50第5戦 茨城県霞ヶ浦水系
いよいよ始まったワールドチャンプを懸けた最終決戦!果たして何度このような場面があったか?とにかく獲りたい・・・・ そのために出来ることを最大限にするのみ。当日のフィールドは台風の影響で大増水。そしてプラで掴んだ感触は、普段は浅くて近づけない様なシャローにバスが差しているといったもの。この条件を満たす場所をランガンとなった。初日は数こそ釣れたものの、キッカーを1発バラシてしまい5本3960gで9位。2日目、ここが本当の勝負であった。五十嵐が初日27位と微妙な位置につけていたので、もしかしたらという雰囲気が漂っていた。それには自分がもう一歩上に差す必要がある。この日は勝負すると決めた。そして北浦・霞と走り回り、5本4190gで単日2位。暫定総合は3位に。さらには五十嵐が予選落ちし、暫定ながら自分が年間でも1位に躍り出ていた!!運命の最終日。この日はスタート直後からトラブルが発生するも、柔軟に対応し、焦ることなく試合を進めていった。魚の反応は良いものの、キッカーとなる魚は入らず、5本2716gで6位とし、3日間の総合成績は3位のままフィニッシュとなった。
これですべてのトーナメント日程が終了し、年間成績の発表となった。
そして手にした、7年振り2度目となるJBワールドチャンピオン!!
1度目は勢い!!
2度目は狙って獲ると公言し、幾度となく跳ね返されてきた。年間TOP5は7年中6回。それでもなかなか1番にはなれないのだ。年間1位というのは、ただのバスプロでは絶対に獲れない!!釣りの技術・戦略・精神面・そして何よりも大切なのが勝ちたいという気持ちだ!自分は釣り方やルアーに全く拘りはない。その時に勝てる釣り方やルアーであれば、例え1インチのワームでも投げる。昔、ヒューマン学生時代に当時のJBワールドプロだった先生が言っていた言葉がある。「釣り方やルアーに拘るプロには負ける気がしないと」!
今の自分もまさにそう思う。そしてこのスタイルはトーナメントにおいては、一生変わることがないと思う。
JBトーナメント以外にも、今年は数多くの勝負をしてきた。
Basser Allstar Classic 2015
2連覇を目指し戦ったオールスタークラシックでは、2日目に2570gという強烈なビックフィッシュが入り、ブッチギリで優勝。2連覇を果たすことができた。でもあくまで目標は4連覇だ。また来年、全力で挑んでいこうと思う。
艇王2015
ルアマガモバイルの企画である艇王。予選は霞ヶ浦マルトボートさんから出船での2日間の戦い。相手は金森隆志さん。プライベートでも交友のある先輩ですが、とにかく強さは、イヤってほど思い知らされているので、全力で挑み、桜川上流の未開拓エリアが爆発。なんとか勝利して決勝へ。決勝の舞台は千葉県亀山ダム。相手は川村光大郎さん・木村健太さん。2日間の戦いで、初日はトルキーストレート4.8のスナッグレスネコが炸裂。2日目はスーパーシャローのハートテールパターンが炸裂。結果、初の艇王チャンピオンとなりました。
陸王2015
予選は遠賀川で巧と勝負。2日間ともに7キロオーバーを記録し、予選を突破!決勝チャンピオンカーニバルは加藤誠司さん・奥田学さん・川村光大郎さんと対決。今月発売となったルアーマガジン誌に釣り方などの詳しい内容は掲載されています。決勝は最終的に光大郎さんとの一騎打ちとなったが、なんとか魚を絞り出し、逃げ切りで2度目の陸王チャンピオンとなった!!
King of fantasista 2015
ファンタジスタメンバー6人による頂上決戦。予選は小森さんと霞ヶ浦水系のオカッパリで対決。3本4キロ後半のウエイトで勝利。決勝は奈良県池原ダムにて、国保誠さん・澳原潤さんと対戦。全くパターンが見えず、悪戦苦闘していた時にまさかの60UP!!スモラバ2.7g+D1にて3700gのロクマルを仕留め勝利!!King of fantasistaの称号を獲得できました。
このように今年は本当に多くの勝ちを手にすることができた。しかし一方で負けもいっぱいあるが・・・・ それでも今年は運が良かったと思える場面も多く、神様が味方してくれていたのは間違いなさそうだが、また来年、このスタイルを軸に新たに自分を磨いていき、強くなっていきたいと思います。
俺はまだ成長期ですからw
最後になりますが応援してくださるファンの皆様・スポンサー様や家族など、支えてくださっている方々に最大の感謝をさせていただきます。本当にありがとうございました。そしてまた来年、青木大介をよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください。
青木大介
これを書いている現在河口湖は雪が舞ってきました。
いよいよ積もっちゃうかな~~~ といった雰囲気が漂っています。
さて最近は一気にフィールドへ出る回数が減ってきました。逆にインドアでの仕事が多くなっています。
特に来季へ向けての打合せが大詰めを迎えており、ピュアフィッシング社へ出向いたり、ハヤブサFINAのスタッフさんが来社し、新製品などの話し合いをしました。
ピュアフィッシングに関してはまだ写真公開できないアイテムが多く、特にリールに関してはスピニング・ベイトともに新型へと移行していきます。僕はすでに見ていますが完成度はかなり高く、来季の台風の目になることは間違いないでしょう。
一方、ハヤブサ社も去年あたりからラインナップが充実し始め、いまやフック界のナンバーワンを争えるくらいに成長して来ております。これはハヤブサスタッフさんの熱心な動きと、並木さんをはじめとした最強プロスタッフの開発があっての最長だと思います。これからも続々とNEWアイテムがリリース予定なので是非楽しみに待っていてください。素敵なプレゼントありがとうございました。
週末の日曜日はトキタボートさんのクラシックに特別参加させていただきました。
亀山ダムはルアマガ艇王以来でしたが、なんとなく状況を考え出船。水位は高く、水色も濁っていました。
結果的に釣り方は2つに絞られました。
1つはトルキーストレート5.8インチスナッグレスネコでのカバー打ち。
ルアマガ艇王で優勝した際はトルスト4.8インチでのスナッグレスネコが炸裂しましたが、水色が濁っている状況下では、やはり5.8にボリュームアップすることでバスにワームを発見してもらえる確率を増やすことが釣果アップにつながります。プラスでこれからの寒い季節には確実に大きなシルエットのワームが効果を発揮します。トルスト5.8に3g以上のネイルシンカーの組み合わせでカバーを打ってみてください。
トルスト5.8に関してはその他にもジグヘッドワッキーやノーシンカーワッキーなど、ロングワームならではの強く激しい動きが出せるのが特徴です。ネコリグ以外も多用できます。また動きの動画などをFacebookなどにアップしたいと思います。
もう一つのパターンは5mまでのフラットエリアでのシェイクシャッド・レッグワームを使ったダウンショット。
シェイクシャッドはボトムに沈めてからのシェイクアクションで使用し、中層でのフォールとショートドラッキングにはレッグワームといった使い分けで、10本以上のバスをキャッチ!!
シェイクシャッドについてはまだバスが見慣れていないこともあり爆釣!!
レッグワームに関しても高反応でしたが、最大のキモがあり、それはワームのカラーでした。メインで使用したのはチャートとグリパンのツートンカラーで#985です。
このカラーに変えてからのバスの反応は異常なほどでした。
結果はビックサイズがなかなかキャッチできずに5位でした。
上位の方々は、やはりカバー絡みでのテクニカルな釣りを展開されていたようでした。
亀山ダムは本当に魚が多く、いろいろなパターンがあり、バスフィッシャーマンにとって魅力の高い湖です。それに加えて今回は参加者の方々が非常に大会を楽しまれていたのが印象的でした。
また来年も亀山で釣りを楽しんでいきたいと思います。トキタボートさんありがとうございました。
取材も残りあと少しということで、昨日は内外出版社にてルアマガさんの取材をこなし、その後は八王子のスーパーフィッシングルームに移動。そう世界のThis is並木さんのフィッシングルームにて対談取材でした。
並木さんは売り切れ続、出巷で噂のあのTシャツを着用されていましたw
この内容はまたの機会にお話ししたいと思います。
並木さん晩御飯ご馳走様でした~~~
さて大掃除するかな~
早いもんで今年もあと1ヶ月をきりましたね。
日ごとに寒さも本格化し、河口湖はマイナス気温の世界です。
水中もかなり冬へと移行してきている感じがありました。
先週訪れた霞ヶ浦水系では、強烈な寒さと雨・風をくらい、劇タフの中でのロケとなりましたが、ある意味冬の典型的な反応が返ってきて、季節の移り変わったタイミングを思いっきり感じれました。
その際に活躍したのがDSTYLE新作のシェイクシャッド。これを5gのDSで使用し、テトラを攻略しました。詳しくはロドリさん付録のバスチューブにて。
週末には久々の関西イベント。フィッシングエイト本店さんにてKing of fantasistaメンバーの国保さん・オッキーと3人でトークをさせていただきました。
メインは池原にて行われた決勝戦での話でしたが、こちらもDVDで発売となっておりますのでロクマルのHITシーンを是非ご覧ください。
お店にお越しいただいた皆様ありがとうございました。
その日の夜はDSTYLE関西メンバーとたつみナイトでした。
会長&ショーちゃん、ありがと~~~~~(写真はラーメン屋ですが何か)
DSTYLEネタではもう一つ。
スーパーフィネスの最終兵器Fuulaに新サイズが加わり発売となりました。サイズは2.5inch。
微妙なサイズ感の差ですが、このワームが活躍する場面は、そんなサイズ感の違いが大きな差になって生まれます。そんな体験を何度もしていますので、ローテーションしてみてください。
カラーに関しても3inchにはない、よりフィネスな場面を想定した3色があります。
つまりタフったらこのカラーです!!
カラーと言えば先日来年発売となるゲーリーD-SHUワームのカラー決めで、ゲーリー事務所にいた際に発見したナイスカラー!!
ルアマガ艇王以来、最近ミミズ系カラーにハマっているのですが、コレまさにです!!
すでに使っているよという方がいたら神です!!
ワームだけでなくロッドもいよいよ新たな領域への挑戦が始まります。
Fantasista Deezも発売から6年が経過し、その間に新たなパーツや技術が登場しています。
現存のアイテムをもう一度見直し、新たな領域へ挑みます。
「Super Deez」お楽しみに!!
仕事の合間に巧から教わったフォーミュラー術を実行!!
DSTYLEワームを精神と時の部屋にて修行中です。
ではでは