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2016年総括

2016-12-28

今年も残すところあと僅かとなりました。毎年恒例となっておりますが、ザックリと2016年のトーナメントトレイルを振り返ってみたいと思います。

2015年はワールドチャンピオンを獲得し、連覇のかかったTOP502016年シーズン。

開幕戦は高知県早明浦ダム。春の気難しいタイミングでの試合。プリプラクティスでは冬に近い状態だったが直前プラクティスで一気に魚がシャローに差しており、状況は一変。しかし自分にはなかなか攻略の糸口が見えず、見えバスに翻弄され、もがきながら22位で予選通過。3日目もパターンは掴めず帰着ギリギリまでノーフィッシュ・・・・30分前に1800gのキッカーをキャッチし終了。この試合を22位で終えた。

2016早明浦ダム 2 2016早明浦ダム 1

 

第2戦は愛媛県野村ダム。スポーニングからアフター回復までが混在している状況下だったが、プリプラクティスから差ほど状況に変化は感じられず、各バックウォーターの破壊力が際立っており、湖の規模や状況を考えるとフライト順もかなり重要なであった。初日は運良くバックウォーターの狙っていたスポットを攻めることができ6位でスタート。しかし2日目は一気に船団化した上流部で行き場を失い大苦戦の末、ギリギリキーパー2本で帰着。25位で予選を通過。3日目も苦しいみながらの展開。最後はバスが差してくる小規模インレットで待ち伏せる捨て身の戦略で何とかキッカーを釣り終了。15位で野村ダム戦を終えた。

2016 2016野村ダム 1

2戦を終えた時点での年間ランキングは13位。早明浦・野村と内容を見てもらうとかなり苦戦を強いられている。次戦七色次第で年間レースに入れるか?完全に外れてしまうか?大きな一戦となる。

2016七色ダム 1

 

第3戦は奈良県七色ダム。今年のターニングポイントとなる試合!プリプラクティスではまだまだスポーニング絡みの魚が多い状況だった。それ以外の見えバスも数は頗る見えるが天才ばかり・・・・ プリプラの時点で釣り方は見つけられなかった。前日プラクティスではスポーニングの魚は少なく、アフタースポーニングがメインとなっており、魚の反応も変化していた。そして見つけたのがチョウチン釣り。これを武器に戦うこととなる。初日はスタートも早く、まずは見つけていた魚を順調にキャッチ。そしてチョウチン釣りでキッカーを入れ5位スタート。2日目は大雨により一気に濁りが入ったがD-SPIKERで対応し、キッカーはやはりチョウチン釣り。この日も4305g釣り単日トップウエイト。予選を2位で通過。最終日も前半はやや苦戦するが後半になってバスがシェードに入り始めたタイミングでラッシュがかかり、この日も4010gをウエインしたものの、初日に7キロオーバーを持ち込んだ小森プロには及ばず、最終順位を2位でフィニッシュ。

2016七色ダム 2 2016七色ダム3

年間暫定成績はこの時点で5位まで浮上。ただし上位陣との差は大きく開いていた。

 

第4戦は福島県檜原湖。ここ数年連続で表彰台に立っている相性の良い湖だ。初日は前日プラクティスで圧倒的な魚の量をストックしていたブドウ島に直行。ポツポツとHITを重ね10時くらいには4キロを超えていた。スポットを離れ別のパターンを探すも反応なく帰着。7位でスタートしたが、もう少しウエイトを上げておくべきだった。2日目もブドウ島からスタートするが魚探に反応はあるものの自分には食わせられない状況が続く中、初日から隣でポジションをとり、入食っている五十嵐は相変わらず竿を曲げていた。釣り方に大きな差を感じながら突破口を探していくも、この日はリミットが揃わず4本で帰着。予選は何とか10位で通過となった。最終日もブドウ島は沈黙。別の場所でこの日はラッシュがかかりリミットは揃ったものの、重要な魚はことごとくミス。最終総合順位は8位でフィニッシュ。

2016桧原湖 2 2016桧原湖 1

 

最終戦は茨城県北浦霞ケ浦水系。最終戦を残し年間暫定順位は4位。トップとは31ポイント差と大きく離れていた。この試合は勝負しなくてはならない一戦であった。水位が低い状態が続いていた北浦水系。バスのポジションもやや下がり気味な印象で初日スタートするがバスからの反応はいっこうにない・・・・ 11時くらいにファーストフィッシュをキャッチし連続でもう1本追加。2本をキープした状態で再び沈黙。悪夢の初日は2本1492gでなんと40位スタート。この時点で年間チャンピオンの可能性はなくなり、さらにはトップ5まで出場権のあるエリート5、そして7位までのクラシック出場さえも危うい状況となってしまった。崖っぷちの状態で始まった2日目。この状態から釣ってこそ本物だと気合を入れスタート。フィーディング狙いで入った一か所目から1800オーバーを釣り一気に頭がフル回転。行く場所行く場所でHITを重ね5キロオーバーを持ち込み、40位から15位まで順位を上げ予選通過。最終日は強風により再び状況は一変。この風の影響をもろに食らってしまった自分は3本で帰着。最終戦を13位で終えることとなった。

2016北浦水系 2 む

これで2016年TOP50シリーズは幕を下ろした。

僕の2016年最終年間総合成績は4位。

 

正直、状況の掴めない中で何とか勝機を見出すために、もがきまくっての年間4位。1年間そんな戦いが殆どでした。

事実、この流れはTOP50終了後も変わらず、連戦で行われたBasser Allstar Classicでは3連覇がかかっていたものの、初日2本と大苦戦。2日目はなぜか勝ちはないと踏んでいた利根川に居座ってしまい意味のないリミットメイク。悔いだけを残してしまった・・・・

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翌々日に行われたエリート5。結果は5人中最下位。内容は1月1日に釣りビジョンさんでご覧になれます。この試合もちょっとした歯車のズレが大きな差になっていったトーナメントでした。

2016エリート5 IMG_0206

 

さらに連発でジャパンスーパーバスクラシックを亀山ダムで。勝ちを強く意識し上流域でただ一人季節外れのサイトパターンを決行。計算外だったのはまさかの初日の朝数時間だけ大雨が降ったこと、これによって初日は魚が動かず1本。2日目は早い段階で魚が動き出しキッカーサイズを3本キャッチ。単日トップだったが総合成績は3位で今年最後のトーナメントを終えた。

2016クラシック 1 IMG_0217 IMG_0216

 

毎年毎年思うことだがやはり常に進化していかないと時代の流れにはついていけない。今までは多少の変化をつけてやれば魚がついてきたが、そろそろ自分も大きく変えていかなければならない部分が出てきたようだ。とくに今のトーナメントは1つの隙も許されな時代に突入している。苦しい時が成長時といつも思っているが、今年の苦しみを来年、成長として結果に繋げていきたいと思います。

2016年もファンの皆様をはじめ、スポンサー様など多くの方々に応援していただき支えられながらトーナメントを戦い抜くことができました。本当にありがとうございました。また来年変わらず青木大介を応援してください。1年間ありがとうございました。

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それでは皆様よいお年をお迎えください。

2016JBトーナメント活躍ルアー

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