約2週間前に行われたJBTOP50第2戦弥栄ダムにて6年振りとなるレギュラー戦4度目の優勝を果たすことができました。
始めにいつも応援してくださるファンの皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
今回の弥栄戦、プリプラクティスには4日間入りました。
プリプラではスポーニングがピークを迎えており、そこいら中にネストが… 産卵に絡んでいない魚を探す方が難しい状況で、10年振りに訪れた弥栄をもう一度シャロー中心にサイトでひたすら流し、地形の把握と魚のサイズの変化を感じとり終了。特に煮詰めた釣り方などはあえて探らずに終えましたが、すでにこの時点で本戦での釣り方がなんとなく予想出来ていました。
2週間のオフリミットが過ぎ、前日2日間のプラクティスはスポーニングの進行具合をメインに湖のすべてのシャローをエレキで流し、魚の現状を把握。各エリアのバスの濃さを見分け、いくつかの釣り方を絞って終了。
当日は開幕戦で20位スタートということで、その遅れを取り戻す意味でもリスクを承知で、比較的数の釣れやすい美和エリアは手を出さずに 、サイズの良い会場周辺から小瀬川上流までをメインとすることに決めた。
釣り方はサイトをしながらステルスペッパー70sをキャストし、見つけた魚に対してはメインをシェイクシャッド虫チューンの提灯釣り、ボトムを意識しているバスに関してはフーラ2.5インチの2.7gダウンショット&シェイクシャッド3インチ3.5gダウンショットで狙っていく作戦。
初日、前日に確認していたビックフィッシュに心がゆらいでいたが40番スタートということで吹っ切れ、予定どうりに会場周辺からスタート。
朝一投目からシェイクシャッド3インチDSで800クラスをキャッチ!噴水周辺のワンドを数回往復。ステルスペッパー・シェイクシャッドの虫チューンでも追加し、4本までキャッチし、陽が上がってからの上流ビックフィッシュパターンに時間を合わせながら徐々に上流へ。
昼前に小バスでリミットメイクし、ビックフィッシュエリアの最上流に到達。すぐに2キロオーバーを発見し、シェイクシャッド虫チューンの必殺技でキッカー捕獲。さらに近くで粘っていると2キロオーバーをまた発見!再びシェイクシャッド虫チューンで仕留め、トータル6000越えを決めたところで、下流に向かいプラクティスをしながら、下流で入れ替えを目論んだが、この日はこれで終了。
6630gで首位発進となった。
二日目、この日も会場周辺からスタートし、ステルスペッパーでグッドサイズを釣るも、後が続かず、3日目の展開も考え美和エリアも少し見にきキーパー追加。徐々に上流へ流し、最上流に到達した時点で3本。しかし上流のキッカーパターンはバスの数が少ないのが難点で、2日目の時点でパワーダウンは明確であった。それでも2回のチャンスが訪れたが共にミス… メインスポットも他の選手にロックされ、上流を後に。しかし下り始めの小規模ワンドで、風の巻くワンドのマウス部にバスが入っていることを発見。同じような場所をサイトで周り連発で2本をキャッチしリミットメイク。この時点では朝イチの魚以外はキーパーサイズばかりでトータルは3キロ台… 上位に絡むにはもう1本。そして帰着寸前の会場対岸で日差しを嫌がった1500クラスの魚がオーバーハングのブッシュの中に!それを提灯釣りで食わせ慌てて入れ替えし帰着。
2日目は4115gで単日5位。
2位と約1キロの差で予選を首位通過となった。
3日目、プランは変えずにこの日も会場周辺から!朝から日差しが強かったせいか、魚がシェードに入っており、朝早い段階でシェイクシャッド虫チューンの提灯釣りでキッカーフィッシュを捕獲!しかしここからが地獄だった… 永遠ノーバイトの時間が続き、上流まで上るもやはり魚っ気なし。上流を完全に切り捨て美和エリアでキーパー狙いにシフトし2連発。しかしこれで勝てるのか?とここでキーパー狙いをやめ本命エリアに戻り、ひたすらサイトを続けたが、残り15分まで3本… 最後は昼からのシェードパターンに願いを込め会場対岸のオーバーハングへ。そこに入ってきていた800くらいの魚をやはりシェイクシャッド虫チューンで食わせ4本で帰着!
ウエイト的には微妙だなぁ〜…
また優勝はお預けかなと思っていたが、最後の最後に釣ったバスのお陰で、6年振りの優勝を果たすことができました!!
これで年間成績も5位までジャンプアップ!
次戦は奈良県七色ダム!もう一度気を引き締めて、まずはしっかりプリプラクティスをこなしてきたいと思います。
最後に今回のトーナメント用にオフシーズン中、沢村プロにリアエレキをKTFチューン&パワーアップしていただきました。お陰でノントラブルで快適な素早いランガンができたことは勝利へ大きな後押しをしてくれました。本当にありがとうございました。
そして今回の弥栄戦。エレキ戦ということでカメラは別艇の追跡でお願いしました。その際にボートと操船をしていただき、さらにチャージャーのトラブルでバッテリーも貸していただいた渡辺さん。最高のサポートをありがとうございました。
さらに本来は毎晩バッテリーをホテルの部屋に持ち帰り充電しなければならない環境でしたが、右肘の怪我でとても毎晩運べる状態ではなく、ポイント岩国インター店さんにボートを置かせていただき、毎晩充電させていただきました。お陰で肘も壊れることなく釣りに集中できました。ありがとうございました。
本当に多くの方々に支えていただきながら獲得できたレギュラー戦4勝目でした!
お世話になったすべての方々に感謝したいと思います。ありがとうございました。