『辛かった』これが最終戦を終えた感想である。
ワールドチャンプ獲得を公言し、1年間戦ってきた。
そして年間レースを最後まで争い続け、迎えた最終戦北浦水系。
まさかの初日ノーフィッシュ。
力み過ぎていたわけでもなく、ただ単に見えていなかった。
ここまで1年間繋いできたモノがあっさり切れてしまった気持ちで、何も考えることができなかった。
僕のトーナメント史上かつてないほど、やるせない気持ちで迎えた2日目。
初日の終わりから何も考えることが出来なったこの日。しかしバスボートのスロットルを全開に踏むと同時に一気に自分の頭が動き出した。
そしてバウは自然と逆転にむけたエリアへ。
僅かな可能性を追って釣り続けたこの日。
11時にはリミット達成!!
無我夢中であまり覚えていないというのが本音である。
結果、2日目は3100gで単日5位。
2日間の総合暫定は24位まで上がり、奇跡の予選通過。
3日目は奇跡を信じるのではなく、奇跡を起こすつもりで出撃。
2日目のエリアは風で完全にダメに。
それでもこの時の僕にはへっちゃらであった。
サクッとすべてを捨て、1から魚探し。
1ヵ所目であっさりバスの動きを捉え、プロトサンプルのライトテキサス用Deezが火を噴き、怒涛のラッシュでリミット達成。
この竿は今1番お気に入り。
単日3位で最終日を終えた。
総合結果は16位。
しかし年間成績は届かなかった。
正直な感想は『また今年も2位かぁ』。
でも来年は今の自分より遥かに強くなって、この舞台に挑んでやるという気持ちに変わっている。
そして今年の残り3戦。クラシック・ELITE5・バサーオールスターはすべて勝つ勢いでいく!!!
2011ワールドチャンプ健君おめでとう。
最終戦北浦水系優勝、イッチー本当におめでとう。
最後になりますが応援してくださったすべての方々に、この場をお借りしてお礼申し上げるとともに残り3戦も応援よろしくお願いいたします。